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2004年度 D論ゼミ(神戸)/博士論文関連事項 

2004/      10 11 12 2005/  

2004年4月

2004-04-17 17:00~18:30 こうべまちづくり会館6階会議室
参加:室崎、北後、紅谷、チェ、垂水、ジーラ、森山、青田

紅谷 タウンマネージメントによる震災被害地域の商業復興 
     神戸市新長田地区の事例

中心市街地活性化のプロセス
TMO構想 活動内容(「社会体験学習のまち」「食のまち ながた」「商店街等からの事業の受託」)
既存店舗の売り上げを伸ばす。
研究の目的 なにのために長田のTMOを調べているのか?
目的に対しての結論が出ているのか。
→ 再開発は悲惨となっているのではないか。
→ しかし、うまくいっている? TMOとの関係は?
長田がこうだったとなってしまっている。
町全体のマネージメントの視点から考えると、従来と違った傾向があれば、結論につながる。
六甲道はにぎわっている。
TMOが役割を果たすのには、どのような条件があるか、明らかとする必要がある。
再開発部門と商業部門の連携は、うまくいっていない。新長田は改善すべき点が多い。
TMOで何がうまくいっているのか。仮説が必要。
再開発、経済復興の関係。
補助金に依存する体質、賦課金(店舗あたり → 面積あたり)
地域に利潤、経済的メリットを出すような活動でないといけない。
(商業者にとってのメリット)

チェ 都市コミュニティにおける自主防災活動と
    形態論の観点からみた持続可能な防災コミュニティ
    の形成に関する研究

1.「持続可能な」防災コミュニティとはどのようなことか。
「持続可能な」とは、日頃から活動を行っていて、被害があっても継続すること。
 防災 日常的なもの ネットワークなどの関連で見ていく必要がある。
 地域社会が望ましいものとなっているか。

2.コミュニティの評価で、DFIDが有効であれば、防災面でどのように活用できるのか。
この点が、全体の中で、価値があると考えられる。

3.近隣住区理論など、古い理論だけでよいのか。最新のコミュニティ理論を押さえて見ていく必要があるのではないか。地縁性だけで説明できないのではないか。

4.研究を行う上で、コミュニティで防災を取り組む意味、望ましいコミュニティは何か、を整理する必要がある。質的なものをどのようにおさえるか。対応力をどのように評価するか。

5.形態を分けているが、防災との視点から形態を分けるのか、単に地理的に見ていくのか。外的基準を入れる場合、軸が違うことがある。活発な地域は、どのような地域かを見た方が形態がよく見えてくるのではないか。


2004年5月

日時 5月22日(土) :11:00~13:00 
場所 神戸大学COE 神戸フィールドスタジオ(新長田)

参加:室崎、北後、越山、垂水、青田、紅谷、チェ、森山

チェ 阪神・淡路大震災後の住環境が防災コミュニティ活動に及ぼす影響に関する研究
     防災力がある 何で評価するか

青田 米国における協働社会に関する考察
     米国 パートナーシップ
     日本 コラボレーション
        (パートナーシップが成立していない)

森山 火災データをあつかった研究
      避難開始が大切であることを示す など

垂水 台湾社区総体営造の展開(陳亮全)の和訳


2004年6月

日時 6月26日(土) 10:00 ~ 
場所 神戸大学工学部建設棟コラボ室
参加:室崎、北後、越山、青田、森山

森山 火災データをあつかった研究
     ①研究の目的 仮説
     ②「火災の実態」にかなり分析されている
     ③統計分析手法 要因分析 など

越山 復興プロセスにおける住宅再建支援 
    研究会の設立について
     目的 住宅再建の手法のオーソライズ 
         よりよい形の提案 条件別
         住宅再建マニュアル・プログラムをつくる
     手法 いろんな人の意見を聞いてつくる
         どのような取り組みがあるか、研究・実践の動向、全体像
         支援制度をめぐっての議論
         広井先生、兵庫県の藤原さん、関西学院の復興研究プロジェクト
         カメリオさんの研究成果、トッピング氏らの研究
         平山(多様化)、大西(鳥取調査)
         さらに経済的な視点が必要か(永松) 
         法制度の検討が必要か
         兵庫県の制度の考え方 借家人と持ち家の公平性
          経済、コミュニティ(心理的・人間的)の観点が入っていない
           心の傷との関係をみないと コミュニティのよさがわからない
          都市計画、地域計画との関係(越山)
           都市計画制度の役割 疎開論(伊藤) 制限規定
            仮設市街地構想 ←→ 移転論
             (リスボンの地震、ロンドン大火からの復興などの本、米国)
            現場サイドの意見(千葉、垂水)
         →抜けている視点を入れていく → 提言を含んだ論文

2004年7月

日時 7月26日(土) 10:00 ~ 12:00
場所 神戸大学工学部建設棟コラボ室
参加:室崎、北後、越山、紅谷、チェ、森山、垂水

森山 避難開始時間に関する研究 研究計画
     研究目的の明確化が必要
     → 避難誘導体制
        (訓練、人員数などではやめることができる)
     → 建物の設計 
        (プラン、設備、用途などから設定)
        (管理条件、明確ではない)

チェ 持続可能な防災コミュニティ D論目次検討
    ①  仮説 コミュニティがしっかりしている → 安全になる
         それでは、どのようなコミュニティをつくればよいか
         Social Capitalだけでよいか。 SLFとの関係。
    ② 資産五角形と防災との関係の明確化
         脆弱性、被災基盤にも着目
    ③ 分析手法
         方法のリアリティがあるか

紅谷 被災商店街の商業復興に関する調査研究
      仮説、視点を確立して、研究を絞り込む
      レビュー ポイントを絞って
      復興と経済
        酒田の例 復興後のさびれ
        米国の例 カナガパーク
        (スモールビジネスの重視)

垂水 台湾 社区総体営造の軌跡
        (行政院文化建設委員会、日本語訳)

2004年8月

(休み)

2004年9月

日時 9月4日(土) 10:00~12:00 
場所 神戸大学COE 神戸フィールドスタジオ(新長田)

参加:室崎、北後、チェ、紅谷、青田

チェ D論 研究の目的
   ・災害に強いコミュニティとは何か
   ・強いコミュニティを創るためには何が必要なのか
     コミュニティの評価法
     災害に強いコミュニティを規定sる要因
     コミュニティと防災の関係
     神戸市におけるコミュニティの経験
     都市域における持続可能な防災コミュニティのあり方

2004年10月

日時 2004年10月23日 10:00~12:00 
場所 神戸大学工学部建設棟コラボ室
出席者 室崎、北後、青田、紅谷、チェ、森山

森山 出火から避難開始までのシナリオ
     各行動の定義が必要
     通報時間の要因分析が必要
チェ 都市コミュニティにおける意識構造から見たと防災コミュニティのあり方
     意識構造を規定する地域特性と個人属性
       環境条件、外部情報、内部情報
青田 市民レベルによる海外の災害支援のあり方
     緊急支援から復興支援、さらに
     総合的・持続的な活動へ
紅谷 論文構成(案)
     復興プロセスの評価 何で評価するか
     地域活性化についてのおさえ

2004年11月

2004年12月

日時 2004年12月4日(土) 10:00~12:00 
場所 神戸大学工学部建設棟コラボ室

2005年1月

2005年2月

2005年3月

日時 2005年3月26日(土) 10:00~12:00 
場所 神戸大学工学部建設棟コラボ室
出席 北後、紅谷、青田

博士論文スケジュール(紅谷)について
・中心市街地活性化制度を用いた被災地における商業復興の取組み
・震災後の大規模店舗の進出状況と地区別の商業復興状況
・復興再開発エリアにおける住民の商業施設への評価

過去の記録 2003年度 2002年度 2001年度


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