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■室崎・北後研究室の現況(1999年5月)(mur)


・新年度スタート・

    昨年の体制から、野田(積水ハウス)、木村康隆(フリー)、小平(旭化成ホームズ)、木村英二(清水建設)の4人が就職により社会に、ルミ高橋(ワシントン大学)がアメリカ帰国により、研究室を離れました。

    新年度より、新4年生が9名新たに加入しました。

    以上より、教官スタッフ4名(事務補佐の山本さんを含む)、博士課程6名、修士課程9人、学部4年10名、研究生2名の合計31名の超大所帯です。狭い研究室の中に学生の研究スペースを確保するのが大変です。

・マーシャ・トロンさん滞在中・

    10年ほど前(1985-1986)、室崎研究室にワシントン大学交換留学生として在籍していた、マーシャ(現在、ワシントン州職員) が、6 月まで兵庫県の国際交流制度により当研究室に滞在中です。当時の在学生は一度、マーシャに会いに来てください。

    なお、今年度末にはイランから新たに留学生が来る予定。なぜか今度も女性です。

・就職戦線苦闘中、ご協力を!・

    厳しい社会状況を反映して、学生の就職には厳しいものがあります。従来から、室崎研究室の卒業生の実力と資質は社会で高く評価されており、他大学や他研究の学生に比べて就職は有利なはずなのですが、それでも苦戦しています。就職等での側面援助をよろしくお願いいたします。

    今年は、公務員志望1名、ゼネコン設計志望2名、シンクタンク志望2名、ハウジング志望4名です。よろしく。

・犠牲者聞き語り調査2年目へ・

    研究室として総力を挙げて取り組んでいる犠牲者調査が、約80ケースの聞き取りを終え、2年目を迎えました。6000ケースをやりとげようとすれば、とてもこのペースでは不可能です。そこで、室崎・北後研究室のOBの調査員としての協力を求めます。

    この聞き語り調査のためのホームページを開設しました。調査協力その他の詳しい情報はこのホームページをご覧下さい。アドレスは、http://www2u.biglobe.ne.jp/~shinsai/kikigatari/index.htmlです。

・震災火災研究の集大成に向けて・

    震災火災の延焼動態や焼けどまり等について、昨年度から建設省総合プロジェクト研究などとも連携して、その全貌を改めて明らかにする調査に取り組んでいます。直後の混乱時の調査とは、一味違うもの(当然より正確なもの)を狙っています。消防関係行政の方との連携を図ることが出来ればとも考えていますが?

・世界の復興都市計画研究が本格スタート・

    昨年度から活動を開始していた「復興都市計画研究会」(月1回土曜日に開催)が、ようやく軌道に乗りつつあります。メンバーは室崎、北後、越山のほか、三和総研の紅谷、建設省の上西、理化学研究所の牧等で構成されています。

    今年は、メキシコと唐山、さらにはできればフィリピンの復興都市計画の現地調査を実施する予定です。

・災害後の住宅再建についての総合調査・

    スポンサーがいないため、軍資金をどうするかという問題がありますが、震災5年目ということで、住宅再建の総まとめ的な調査に着手できればとおもっています。地域安全学会の震災調査会(筑波大、慶応大、都立大等と共同)と連携しながら、未解明の部分に焦点を絞った調査をと考えています。これに関係して、雲仙や奥尻の調査も実施する予定です。

・今年のゼミ旅行は??・

    春のゼミ合宿は広島市防災センターで防災研修をかねて、4月19~20に実施しました。一応全員、防火管理者の資格をとることができました。

    恒例の夏の(といっても最近は秋に実施)ゼミ旅行をどうするか? 夏のゼミ旅行は外国調査?という「悪い習慣」がついてしまったため、その是正をどうはかるかが焦点です。良いアイディアがあれば教えて下さい。

・今年もオープンゼミを継続して開催します・

    オープンゼミはこの5月で、はやくも21回になります。最近はOBの参加がやや少なくなってはいるものの、一般市民の方の参加があったりして、毎回30人前後で開催されています

    準備は大変なのですが、OBの交流および社会開放の趣旨を貫徹すべく、今後とも毎月第1土曜に開催していきます。オープンゼミの持ち方に要望があれば遠慮なくお知らせ下さい。

    もっと多くの一般市民の方に参加していただきたいと思うのですが、これについても何か良いアイディアがあるでしょうか?


 

 

 


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