戻る 2000年度入学者用(2000年度授業要覧より)
まちづくり論 Theory of Community Development
学期区分
4年前期
区分・単位
選択
2単位
担 当 教 官
後藤祐介 布野修司
授 業 目 的 : この授業の目的は、地域社会(コミュニティ)を主体とするまちづくりのあり方を様々な角度から論じ、その方向について議論することにある。
国内外の地域における居住環境の改善、歴史的環境保全、地域活性化、住民参加型まちづくりなどの課題について講述し、具体的事例を通してまちづくりの手法を解説する。
到 達 目 標 : グローバルな都市計画の歴史についての理解を深め、基本的な知識を収得する。まちづくりに関する基本的な概念、手法について理解する。
また、住民参加型まちづくりの進め方、評価すべき点、問題点を把握し、今後の市民まちづくりのあり方を考えるための基礎を学び、具体的な地区についてまちづくりのあり方を考えてみる。
授 業 内 容 : (1~9、10~13の順番は、前後する場合がある。)
1.都市計画の起源 (布野) 2.理想都市計画の系譜 (布野) 3.近代日本の都市計画 (布野) 4.現代都市の諸問題・・・都市計画批判の諸問題 (布野) 5.発展途上国の都市・・・地球環境時代の都市 (布野) 6.都市構成論・・・日本の都市デザイン (布野) 7.植民都市計画論 (布野) 8.コミュニティ・アーキテクチャー論・・・地域住宅計画論 (布野) 9.歴史的環境の保存修景論 (布野) 10.住民参加型のまちづくりの背景・目標 (後藤) 11.復興まちづくり協議会の実態 (後藤) 12.「ルールづくり」によるまちづくりの実践例 (後藤) 13.「ものづくり」の実践例 (後藤)
授 業 の 進 め 方 : 基本的には講義形式で行う。
成 績 評 価 方 法 : レポートの提出によって評価する。(ただし、出席点を加味する。)
履 修 上 の 注 意 : 「人の話を上手く聞く」練習のためにも講義には出席すること。
教科書・参考文献等: 「アメリカ大都市の生と死」J.ジェイコブス・黒川紀章訳(SD選書)
(レポート課題で読んでもらう。)(後藤)
その他、授業時に指示する。
学生へのメッセージ: 「好きこそものの上手なれ」で、まちづくりでも建築でも興味を持って、積極的に取り組んでほしい。