戻る                            2003年度入学者用(2003年度授業要覧より、一部変更あり)

   建築計画Ⅰ    Architectural Planning Ⅰ     

1年後期

区分・単位

        必修    

 2単位

         

大西一喜  北後明彦

 
授  業  目  的 :

建築物をつくる過程の中で計画・設計がいかに行われるかについて、受講生が考えはじめるきっかけを形成することを目的とする

到  達  目  標 : 初歩的な建築設計の課題が与えられたとき、どのようにして解を導き出すことができるかの道筋を思い浮かべることができるレベルに達することを目標とする。
授  業  内  容 : 最初に、建築物の計画と設計の方法を考察する。次に、計画の理論の最初として寸法の計画を取り上げ、建築空間を利用する人の大きさや動きから規定される寸法について述べるとともに、日常災害防止への配慮や高齢者・障害者への配慮について示す。最後に、人間の知覚や集合との関係で規定される建築空間について論及する。

1.建築の計画と設計(北後)
  1.1 どのように建物を計画し、設計するか
  1.2 設計者の作業過程
  1.3 建築計画の方法と展開

2.寸法の計画(北後)
  2.1 いかにして寸法は決められるか
  2.2 人体・動作が規定する空間寸法
  2.3 寸法の規格化

3.日常災害防止への配慮(北後)
  3.1 日常災害の動向
  3.2 日常安全性の確保と設計・計画

4.高齢者・障害者と建築(大西)
  4.1 福祉と建築の接点
  4.2 バリアフリーとユニバーサルデザイン
  4.3 住まいと安心

5.環境心理と建築空間(大西)  
  5.1 形態の知覚と視環境心理
  5.2 空間の開放性と閉鎖性
  5.3 人間行動と建築計画

6.計画とデザイン(大西)    
  6.1 場のデザイン
  6.2 敷地と平面計画
  6.3 計画と調査

授 業 の 進 め 方 :

OHP等で、建築空間について具体的に想起されるように、写真・図面等を積極的に示す。

成 績 評 価 方 法 : 基本的に定期試験により成績評価を行うが、授業時間に行う課題や、レポートを加味することもある。

履 修 上 の 注 意 :

「都市・住宅史」「建築・住居論」を履修していることが望ましい。

教科書・参考文献等: (教科書)
 日本建築学会編「第2版コンパクト建築設計資料集成」(丸善)

(参考文献)
「建築概論 建築・環境のデザインを学ぶ」(学芸出版社)

 「建築計画教科書」(彰国社)

「建築計画1」(鹿島出版会)
 「新・建築学体系 建築計画-」、
 「新・建築学体系 
環境心理-」(彰国社)

学生へのメッセージ: まずは計画学のもつ面白さを実感してほしい。

授業についてのメッセージボードを以下に開設しているので、利用してください。


 北後 http://hpcgi3.nifty.com/u-safety/bbs/bbs_kogi.cgi

 大西 http://www.arch.kobe-u.ac.jp/%7Ea7o/bbs/bbs_kogi.html



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