戻る 2001年度入学者用(2001年度授業要覧より)
建築情報工学Ⅰ Architectural Graphic Information Processing Ⅰ
学期区分
1年後期
区分・単位
選択必修
1単位
担 当 教 官
北後明彦 山崎寿一 田中 剛 末包伸吾
授 業 目 的 : 建築に関連する情報収集のための基礎的手法をはじめ,コンピューターを用いて様々な情報を処理し可視化する基礎的手法を表計算ソフトの利用を通じて習得する.また建造物の設計や計画の支援ツールとしてのコンピューター利用技術の基礎的事項について,その概念とともにCADソフトを用いた図面作成によって習得し理解することを目的とする.
到 達 目 標 : ① 各種ソフトを用いて様々な建築情報を可視化する具体的な手法とその基礎的な概念を習得する.
② CADソフトを用いて具体的な設計を行う際の基礎的な概念と手法を理解し習得する.
授 業 内 容 : 上記の目的および到達目標を達成するため,本講義では,コンピューターやそのソフトを実際に利用することを中心に進める.具体的な課題は年度や担当教官により異なるが,以下の3つの課題を予定している.
① 計画系情報収集・処理:データを収集する基本的な手法,特にアンケート調査票の企画・設計とそれに基づくデータ解析・考察を表計算ソフト等を用いて行う.
② 構造系情報収集・処理:地震波形データの図化,建物の振動波形の図化,座屈曲線の図化等を,表計算ソフトを用いて行う.
③ 設計支援ツールとしてのCADとその利用の実際:設計支援ツールとしてのCADに関する基礎的な概念等を講述するとともに,CADソフトを用いた図版等のレイアウトを行うことで,CADソフトの基礎的な利用手法を修得する.
授 業 の 進 め 方 : 1学年を2グループに分けて上記の3つの課題の演習を行う.具体的な進め方については,開講時・課題説明時に行う.
成 績 評 価 方 法 : 上記の3つの課題により評価する.(単位修得には3つの課題全てを提出する必要がある)
履 修 上 の 注 意 : 「図学」,「図学演習」を履修していること.本講義の受講に当たっては,各自の電子メールのアドレスが必要であるので,あらかじめ取得しておくこと.(アドレスの取得方法は入学時ガイダンスの資料を参照すること)
教科書・参考文献等: 構造システム編:『こんなに簡単! DRA-CAD 2次元操作編』
学生へのメッセージ: 建築に関連する分野でも,コンピュータを活用して様々な情報を処理することは、今後ますます増えてくるでしょう.この授業では,コンピュータを活用して情報を処理する場合に必要となる基礎的な技術を学んでください.なお,コンピュータを利用する場合に必要となる基本的なルールについても示しますので,授業中にコンピュータを利用する際にはルールを遵守して下さい.