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地震火災専門委員会2000年度の活動状況
 
 



 
 

活動の概要

 

阪神・淡路大震災時の火災と市民行動について、アンケート調査の分析を引き続き行うとともに、映像情報、目撃情報等の記録を持ち寄り、個別の延焼地域についてミクロな視点で考察を行った。今後、阪神・淡路大震災時の火災と市民行動について、各火災地区について各種資料や調査結果をとりまとめ、会員への情報提供ができるように作業を行う予定。

 

委員会の議事録 (第19回第18回第17回第16回

    

2000年度第4回地震火災専門委員会議事録案 (第19回)

 

◎日時  2000/10/26 16:0018:00

◎場所  学士会分館

◎出席者 山田、瀧本(大竹代理)、村田、岩見(記録)  (敬称略)

◎資料

 19-0 平成12年度第三回地震火災専門委員会議事録案

 19-1 神戸デパート南地区の市街地低層住宅アンケート単純集計

 委員名簿(修正版)

◎議事

○前回議事録の確認

・その場では修正意見はなかった。意見等あれば岩見まで。

○前回からの宿題、確認事項

・火害調査の記録については、山田担当分は写真の整理は完了。志田担当分については今後連絡、成瀬担当分は神戸大に送付済。

・ホームページは火災学会の公式の見解ではなく、委員の情報交換の場として位置づける。理事会で承認された後に正式に学会ホームページの一部として公開することとする。

・単体高層アンケート対象建物の避難経路のビデオについて、消研にも見あたらず。

 

○ホームページに掲載する個別内容について

▽消研データについて

・消研の映像データのホームページへの掲載については、OK。地図をクリックするとそこの写真が出てくるものを作成予定。(担当:山田)

▽回答率を記入したアンケート票について(担当:岩見)

・アンケート票に記入する回答率について、Q11やQ16で、○と◎が判るようにする。設問ごとに母数が異なること(あるいは母数そのもの)や単位(%)も明記する。これら2点は前回から作業は進んでいない。今後対応する。

・最初に最終ページが表示されるのはおかしいので、対応する。

▽火災誌連載について

・低解像度版をアップ済

▽文献一覧について

・保留。

▽実地調査一覧表について

・火災学会実地調査一覧表は作成完了、今後掲載する。

▽延焼状況写真等について

・映像資料(ビデオの画像の含めて)は、広く公開する場合はHPへの掲載許可をもらう必要があると思われる。ある程度完成したときに許可をもらうこととする。

・資料の掲載方法(見せ方)について検討を北後氏に依頼する(延焼状況の時系列映像とアンケート回答の時系列を並べて見られる様にする等)

▽アンケート分析結果について

・全体と比較して神戸デパート南地区が特徴的なことをアンケート集計から2~3程度示す。

 

○その他

・ホームページ上で閲覧者に対してアンケートをできないか意見が出された。

・東京消防庁では、震度4以上の地震が起こると住民に対して電話によるアンケート1000票程取ることになっており、アンケート対象者のリストを準備している。

 

◎次回

 日時:200012月~20011月頃開催。後日、日程調整

 議事:ホームページ掲載内容の検討

以上

2000年度第3回地震火災専門委員会議事録(第18回)

 

◎日時  2000/8/30 10:0012:00

◎場所  学士会分館

◎出席者 山田、北後、鈴木、高梨、滝本(大竹代理)、成瀬、村田、岩見(記録)  (敬称略)

◎資料

 18-0 平成12年度第二回地震火災専門委員会議事録案

 18-1 連載:阪神・淡路大震災時の火災と市民行動(その8)広域避難

 18-2 久保町6丁目の火災写真と対応する地図

 18-3 回答率を記入したアンケート票(市街地低層)

 18-4(1)日本火災学会地震火災専門委員会市街地低層アンケート調査結果分析

 18-4(2)市街地低層アンケートクロス集計一覧表 

 (委員名簿(次回修正版配布))

 

◎議事

○前回議事録の確認

・その場では修正意見はなかった。意見等あれば岩見まで。

 

○前回からの宿題、確認事項

・ケーススタディ地区は太田中南が裁判係争中のため、神戸デパート南地区に変更

・火害調査の記録については、山田担当分は現在整理中、志田担当分については未連絡、成瀬担当分は神戸大に送付済。

・ホームページは学会員限りで公開という方針であったが、管理が困難であり、今のことろURLを知っていれば誰でもアクセスできる。当面は誰でもアクセスできることを念頭に公開できる情報を掲載することとする。

・ホームページ作成について、総務委員会、および、学術委員会に話を通しておく必要がある。(担当:山田)

・単体高層アンケート対象建物の避難経路のビデオについて、建研内を探したが見あたらず。消研にある可能性があるので確認する。(担当:山田)

 

○ホームページに掲載する個別内容について

▽消火活動率、避難率について

アンケートを配布した全体からみて神戸デパートを位置づける資料とする。

・詳しく見るためには個別のアンケート回答に戻る必要があるが、P.48の図8を使えば良いと思われる。

▽消研データについて

・消研の映像データのホームページへの掲載については、確認中であるが、OKの模様。地図をクリックするとそこの写真が出てくるものを作成予定。次回までに神戸大に送付。(担当:山田)

▽回答率を記入したアンケート票について(担当:岩見)

・アンケート票に記入する回答率について、Q11やQ16で、○と◎が判るようにする。

・設問ごとに母数が異なること(あるいは母数そのもの)や単位(%)も明記する。

▽火災誌連載について

・火災誌連載のPDFはファイルサイズが大きいので、PDFの元画像を北後宛に送付する。(担当:山田)

▽アンケート分析結果について

・アンケートの分析結果として、個別のクロス集計は膨大な量となるため、定性的な記述として掲載するなど、掲載方法を今後検討する必要がある。

▽文献一覧について

・文献一覧は熊谷先生が火災学会の報告書に出している。そういったものをホームページ上に掲載したいが、現時点では保留。

▽実地調査一覧表について

・火災学会実地調査一覧表については、資料18-4(2)の1ページ目の様なものを作成し、掲載する。(担当:山田)

▽延焼状況写真等について

・写真の掲載はビデオの画像は問題ないかも知れないが、新聞社の写真は難しいと思われる。

・資料に示されたグラフ等は風速や倒壊率のデータと共に示した方が、より使いやすいデータとなると思われるので検討する。

 

○その他

・人的被害研究会との共同研究として、アンケートの分析を行うことが了承された。

・配布した委員名簿は誤りがあったため、次回修正版を配布する。

 

◎次回

 日時:20001026日 16:0018:00

 議事:ホームページ掲載内容の検討

以上

2000年度第2回地震火災専門委員会議事録(第17回)

◎日時  2000/7/19 15:00~17:00
◎場所  学士会分館
◎出席者 山田、北後、鈴木、高梨、長久、成瀬、村田、岩見(記録)  (敬称略)
◎資料
 17-0 平成12年度第一回地震火災専門委員会議事録案
 17-1 阪神・淡路大震災ホームページ(第一案)
 17-2(1)建研最終報告書のCD-ROMに収録されている被災度のデータ
 17-2(2)建研最終報告書のCD-ROMに収録されているkobe90のデータ
 17-3 北後関係データのリスト

◎議事
○前回議事録の確認
・その場では修正意見はなかった。意見等あれば岩見まで。
・「決定事項」と「案」は分かるように整理して記録すべきである。

○前回からの宿題、確認事項
・対象地区は太田中北・南とする。この地区が裁判係争中でないか確認する(担当:長久)。
・神戸市消防局の持っているデータは、具体的にどのようなデータが必要かを要望すれば、全て提供してもらえる。どの水利を使ったか等は残っているものもある。神戸市消防局では、耐火造にどこから火が入ったかをまとめている。但し、学生にはオープンではない。
・神戸市消防局の消防活動について、震災当時、神戸市消防局の苦情受け付け係であった小野氏に話を聞いてみる(担当:長久)。
・東京消防庁のヒアリング情報についてのメモは残っていない。ヒアリングした職員本人の記憶によるしかない。
・消研にあるデータとしては、消研焼け跡ビデオ及び写真、神戸市消防局の写真のコピーである。
・単体高層アンケート対象建物の避難経路のビデオは建研にある可能性があるのでチェックする(担当:岩見)。
・火害調査の記録については、山田担当分、志田担当分はそれぞれが持っている。成瀬担当分は岩見が持っている。これらを神戸大に集結させる(分析担当:村田)。
・ケーススタディ対象地区の選定時に参考となる市街地属性として資料17-2が示された。
・神戸大にあるデータとして、資料17-3が示された。
・映像資料はCD-ROM等で研究会レベルで配布してはどうかという意見が出された。

○資料17-1に沿った議論・宿題
・各委員は掲載するデータを8月中に北後に送れば、北後が取りまとめて掲載する。
・火災学会のホームページは東京理科大学にあるが、なかなか立ち上がらないので、当面は神戸大学の地震火災専門委員会のホームページに掲載し、相互にリンクをはる。
・ホームページの初めの方で、地区の選定理由として村田さん作成のグラフ(地区ごとの消火活動率、避難率のグラフ)を載せたい。
・建物の倒崩壊状況は、り災証明や学会の調査が活用できる。
・火災事例の中で公設消防についても取り上げる。
・火災延焼事例地区市民行動率は町丁目単位で集計する。
・東京消防庁の延焼シミュレーションは高橋病院でやってみるとうまくいった。高橋病院をケーススタディ地区として取り上げる時には掲載する。
・火災誌連載の内容はアンケート調査結果の部分で取り上げ、日本火災学会誌収録論文一覧表では火災誌連載以外の関連文献を取り上げる。
・ホームページ内容の担当者一覧
  日本火災学会実施調査一覧表:山田
  延焼地点地区名・延焼面積等一覧表:北後
  アンケート調査結果(火災誌連載をPDF化):山田
  アンケート調査結果(アンケート票自体に回答率を記入):岩見
  他:担当未定

◎次回
 日時:2000年8月30日 10:00~12:00
 議事:各委員がホームページに掲載する内容のイメージを持ち寄り検討する
以上

2000年度第1回地震火災専門委員会議事録(第16回)

◎日時  2000/5/11 10:00~12:00
◎場所  学士会分館
◎出席者 山田、長久、高梨、宮本、岩見(記録)  (敬称略)
◎資料
 16-0 平成11年度第四回地震火災専門委員会議事録案
 16-1 平成12年度地震火災専門委員会委員名簿

◎議事
○前回議事録の確認
 その場では修正意見はなかった。意見等あれば岩見まで。
○成果の取りまとめ方針について
・取りまとめの方法:今後、取りまとめ方を検討し、まず1地区の火災について、2000年秋頃までにホームページに掲載する(学会員限りで閲覧可能とする)
・取りまとめイメージ:地区の特徴(福祉施設の有無や消火活動率などのアンケート集計値など)をまとめたものと、地図上で出火から延焼、消火、避難までをまとめたもの
・対象地区の候補:神戸デパート南、高橋病院、太田中北と南
・火害調査WGの情報も活用する。
・裁判で係争中の地域は選ぶべきではない。→火災係争事例集(?)のような本が出ているので確認する。
・神戸市消防局のデータなど、まだ全部が出ていないものがあるが、今後公開される可能性がある。それらの情報を簡単に付け加えられる様にまとめておくべきである。
・写真や映像など著作権が絡むものは公開すべきではない(消研の焼け止まり映像はOK(?))。→写真や映像をもとにした図面(地図上で燃焼領域を赤で塗ったもの)は公開する。
・アンケートの回答を地図に落としたものは、回答者の回答が直接現れてしまうので、公開すべきではない。→地区ごとの集計値として公開する。
・中高層建物の避難経路のビデオや図面も活用する。
・東消が延焼動態図を作った時のヒアリング情報も活用できる可能性がある。
・次回、各委員が持っているデータのリストとそれぞれのデータの公開方針をまとめて持ち寄る。
  山田:消研の活動や地震火災専門委員会のデータの公開方針の検討
 (北後:写真整理の進捗、作業量との関係での公開方針)
  長久:東消ヒアリング情報の活用可能性の検討
  宮本:火害調査と出火時刻延焼方向の図面についての公開方針の検討
  高梨・岩見:地区を選定するにあたっての視点の整理、地区ごとの特徴の整理

○委員名簿の確認
・特に修正個所はなし

○事務連絡
・平成12年度火災学会研究発表会
  5月22日~23日 早稲田大学国際会議場
・アジアオセアニア火災科学技術シンポジウム
  5月24日~26日 早稲田大学国際会議場

◎次回
 日時:2000年7月初旬予定。後日メール等で日程調整する。
 議事:公開対象地区の選定、公開方針の検討、など
 今後の開催時期の目安:7月初旬、8月下旬、10~11月、1月~2月
以上

 


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